Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第10章 ★アナタとワタシ《影山 飛雄》
飛雄は自身の服を脱ぎ出した。Tシャツ、ズボンと脱いでいくにつれ、鍛えられた体が露になっていく。
『あ、腹筋…』
「触るか?」
『う、ん…』
そっと飛雄のお腹に触れる。筋肉が付いて割れたそこは、思った以上に硬かった。つんとつつくと、くすぐったそうに笑った。
「あー、俺もう無理。早く挿れてえ…」
『えっ、あっ…///』
あまりにもどストレートな発言に、口をパクパクさせる。
「それ、金魚かよ(笑)」
『だ、って…///』
こんな会話は普通なのに。それでも、貴方の瞳には影がちらついているの。
飛雄はゆっくりと私を押し倒した。そして自身の昂りを私に宛がった。
「ナマで、良いよな…」
これで、ダメって言ったらどうなるの?
きっと貴方は、私をメチャクチャにするね。
なんで俺を受け入れないんだって。
『いいよ…きて?』
そう言うと、飛雄はそれを挿入させてきた。
『うっ、ああぁっ!いっつ…ぅあっ!』
「っは、キツ…っ!」
メリメリと肉壁が裂けるよう。何も受け入れたことの無いそこは、明らかに異物を拒んでいるようだった。それでも、お互いの体液のお陰で少しはマシだろうが。やがて、ぶつっと何かが破けるような音がした。
「あぁ、挿入った…処女膜、破けたな…」
そろそろと飛雄は自身を私から引き抜く。その寸前で止め、余韻に浸っている。
なんの余韻?
私を自分のモノにした、余韻。
『んっ、痛い…飛雄…抜いてぇ…』
「抜くわけ、ねーだ、ろっ!」
『んあぁっ!?』
1度は和らいだ痛みも、ズンッと奥まで突かれてむくむくと湧いてきた。
ズチュッズチュッと卑猥な音。
荒く、甘い、2人の吐息。
肌と肌のぶつかる乾いた音。
私は今、飛雄のモノになっている…
そう思うと、何かが溢れるようで、止まったハズの涙が再びこぼれだした。