Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第10章 ★アナタとワタシ《影山 飛雄》
やわやわと胸を揉む飛雄の手。それは次第に激しくなり、突起をくわえたり、指できゅっとつままれたりする。
『んっ…ふぁ、とびおぉ…だ、めっ!』
「お前、ハジメテなのに感度良いな…」
飛雄がそんなことを言った。そんなことすら気にならないまま、快楽に身を悶えさせる。
こんなの、知らなかった。
今の、今まで。
飛雄は私の秘部に手を伸ばした。まだ誰も触れたことの無いそこは、既に私の愛液で濡れそぼっていた。
指を動かす度にくちゅりと水の音がする。恥ずかしいのに、抵抗できない。だから与えられる感覚に身を任せるしかないのだ。
『あっ、飛雄っも、らめぇ…やっ!』
「軽くイった方が良いのか?」
そう言うと、飛雄は茂みに隠れた秘豆をくにっと押した。それからきゅっとつまむ。
『あっ、あっあぁ、やあぁああぁあっ!』
まるで、頭の中で何かが弾けるような。星がスパークするみたいに真っ白になる。ビクリと震え、背を逸らせ、私は初めての絶頂を知った。
「キレイだ…海宙…」
『とっ、飛雄っ…ふっ、うっく…』
なんでか分からないけど涙が頬を伝う。哀しいのか、嬉しいのか、生理的なのかなんなのか。ただ、心にぽっかりと大きな穴が開いたようだった。
れる、と飛雄の舌が涙を掬い、舐めとる。イったばかりの私は、それにすら反応してしまう。
ピクッと震えたのを飛雄は見逃さず、今度は首に舌を這わせた。そして何ヵ所かにチクリとした痛み。
「キスマーク…俺のモノってシルシだ…」
恍惚とした表情で呟く彼に、声すら出ない。
私は本当に、彼から逃れられない。