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Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第10章 ★アナタとワタシ《影山 飛雄》




Scene2:部活での出来事



【影山 side】


トレーニングや柔軟といった準備運動を終えると、大地さんが集合をかけた。マネージャーの清水さんや海宙も集まる。

なんとなく集合すると、烏養コーチが大地さんと話し合ってメニューを変更したこと、それと2日後の土曜に他校と練習試合をすることを告げた。

「2日後の練習試合に備え、残りはAとBに分けたチーム戦を行う。俺はこのあと私用で抜けるが、先生の話も聞いてやるように」

「「アス!」」

体育会系らしい返事をし、ビブスを装着しに向かう。ビブスは海宙が用意しておいてくれたらしい。清水さんからそれを受け取りながら海宙を窺う。

俺が目撃したのは、スガさんが海宙の頭をよしよしと撫でるところだった。

前後に何があったのか、2人が何を話しているのか、そんなことは知らない。けど。


なんでお前は、他の男に触られて笑う?


ドロドロとした、黒い感情が胸の内で燻る。トンッと方を叩かれハッとすると、怪訝そうな顔の月島が見下ろしていた。

「チョット、ただでさえ顔怖いクセになにこの世の全て恨むような顔してんの」

「う、るせー!」

「プ、それだけ?」

腹立つ笑みを浮かべながら、月島が笑う。バカにされているようで、マジ腹立つ。今日、なんかついてねーな…

だが、それだけではなかった。


       
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