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Volleyball Boys 《ハイキュー!!》

第9章  Are you ready?《黒尾 鉄朗》




【蒼井 side】


クロくんとやっくん(そう呼んでネって2人に言われたから)に連れられて、体育館に移動した。

バレー部員らしき人々が活動していて、とても活気に溢れていた。その中でも目を引いたのは、長身の外人っぽい子。

「おい、お前ら集合ー!」

ウス!と集まる男子。どうしよ、なんか緊張してきちゃった…

すると、クロくんは私の頭にぽんと手を乗せて紹介し始めた。

「コイツ、うちのクラスの編入生。アメリカのハーフなんだけど、バレーに興味があんだと。そんで、マネージャーしたいってよ」

『えっ、や、あの…』

やりたいとは言ったけど…いきなり!?

「てなわけで、今日からオナシャース!」

クロくんがお辞儀をすると、周りのみんなもバッとお辞儀をした。なんかもう、断るとかそんな雰囲気ないよね。

『あの、よろしくお願いします!』

そういうわけで、いつの間にか音駒高校男子バレー部のマネージャーになってました。


―*―*―*―*―*―*―*―*―*―


1年の、芝山優生くんがお仕事を全部教えてくれた。今までは1年がマネージャーの代わりだったので、嬉しいと喜んでいた。

「…と、こんな感じです。分からないところは僕とか灰羽君とかに聞いてください」

『Thank-you、芝山くん!』

「わ、発音キレイですね!」

『ふふ、そりゃアメリカ育ちだからね』

ニコりと笑うと、少しだけ赤くなって、それから芝山くんも、笑った。

『芝山くん、なんかカワイイ…』

「せ、先輩の方が、カワイイですっ///!」

『あはは、赤くなってる~!』

「からかわないでくださいよっ!」

芝山くんの反応が面白いので、ついついからかったりしてた。ころころ変わる表情が面白い。それから2人でしばらく笑った。

その様子をクロくんが見てるとも知らずに…


   
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