Volleyball Boys 《ハイキュー!!》
第8章 ★忠犬リエーフ《灰羽 リエーフ》
ずちゅり、ぱちゅ、と水音が響く。それから私の吐息とリエーフの荒い息遣いも。
「っは、う、海宙っ」
『やぁ、りえ、ふ、深い…んぁっ、あっ』
ズンズンと奥を突かれると、甘い痺れが身体を満たす。それはリエーフも同じようで、快楽に溺れている。
「海宙、海宙っ!」
『りえ、ふっん、キス…してぇ…』
私が懇願すると、リエーフの唇が振ってきた。何度も、何度も。角度を変えながら夢中でキスを交わす。
リエーフに両手を伸ばし、夢中になって背中を掻き抱く。程好く筋肉の付いたその背中にすがり付く。
『りえっふ、ねぇ』
「海宙っ?なっに?」
『すき、すきぃ…んっ、すき、だよ…』
「俺も、すきだっ!」
リエーフの動きが激しくなる。身体の中枢まで快楽が走り、何も考えられなくなる。息をするのでさえもどかしくて。
もう、楽にして…
『おねがっ、イきた、いの、んっ』
「俺もっ、も、出したい…っ」
ズッズッと最奥を何度も突かれれば、途端に絶頂へと登り詰める。
『んぁ、らめ、イく、イっちゃうぅ!』
「海宙っ出すよ、中に…っ」
『やっ、イく…イっ…んあぁああぁあっ!』
「くっ、は!」
リエーフに抱き付いたまま、私はイった。びゅくっびゅるっ、と1番奥に出されるリエーフの白濁。
それを感じ、私は余韻に浸り、ふぅと息を吐く。目を閉じれば、感じるのはカレの熱。カレが身動ぎすれば、私のナカがヒクリと反応する。
「はぁ、スゴい、よかった…」
『気持ち、かった?』
「もちろん!でも…」
そこで一旦区切ったリエーフ。首を傾げると、カレは獰猛に目を光らせた。
「第2ラウンド、あるよね?」
『え、マジで…?』
リエーフのソレは既に硬さを取り戻していて。それに気付いた私も、身体が欲しているのを感じる。リエーフがまたしてもナカに来るのを、私は目を閉じて待った。
嗚呼、夜は長そうだ。
そしてどうやら私のカレは、
ラブラドールというか、
狼というか、
百獣の王ライオンだ。
とんでもない彼氏をもってしまった。
それでも、いつか反撃してみよう。
そしてカレは私にお仕置きするのだ。
あれ?
私、Mだったりするのかも。
まぁ、リエーフなら良いかな♪
END.