第3章 お仕事‼
「え?」
「だから、待てっつってんだよ」
「は、はいィィ・・・。えーと、何デゴザイマショウカ?」
余りの緊張に片言になってしまう。
「そこにいろ」
「はい。・・・ハイ?!」
え、そこにいろ?動くなってか⁉
こっ、殺されるの?!私‼
「すっすみません土方副長‼次からは気を付けるんでっ‼」
「はぁ?何をだ」
「あっ、足が痺れないようにっ‼‼」
「それは気を付けて治るもんなのか?」
「無理ですっ‼」
「おいィィィィィィ‼」
「だから殺さないで下さいっ‼‼」
「いやおかしいだろォォォ‼」
必死で床に頭を擦り付けていると、上から溜め息が聞こえた。
「ハァ・・・別に殺さねーよ。
だから安心してそこで待ってろ」
「?」
よくわかっていないを置いて、土方は部屋を出ていった。
後に残されたは、ポカンと土方の背中を眺める事しかできない。
「どーでもいいけど、お腹減った」
土方副長が戻るまではご飯は食べられない。
私の腹の虫、そろそろ本格的に鳴き出しそうなんだけどなぁ。
「早く帰ってきて下さいよー土方副長ぉ」
そう言って、私は目を閉じた。
寝ていれば空腹を忘れられるからね。