第3章 お仕事‼
「お前なァ・・・」
皆さんこんにちは、です。
只今土方副長説教のターンです。
「いくらなんでも初っぱなから寝坊するたァどういう了見だ。あ?!もっと気ィ引き締めやがれ」
「はい・・・」
「ったくよ、しっかりしろ。そういう細かな事ができねーといざという時に大変な目にあうぞ。俺達は真選組だ。死と隣合わせなんだよ」
「すみません・・・」
「ハァ・・・明日から寝坊すんなよ」
「はい・・・」
約一時間のお説教タイム、終了しました‼
「すみませんでした。明日から気を付けます」
「あぁ」
「失礼します」
朝御飯食べてないから食べ行かないと!
そう思って立ち上がった。
「っ‼」
否、立ち上がろうとした。
「? どうかしたか?」
「あ、いや、あの・・・」
「なんだ」
「足、痺れて立てません・・・」
「あ"?」
「・・・何でもありません・・・」
ひいいぃぃぃぃ‼‼
足痺れたってしょうがないじゃん‼
一時間近く正座ですよ?!
それでしっかりありがたぁ~い土方副長の話我慢して聞いてただけ誉めて欲しいよ‼
あ、てかヤバイ、マジヤバイ‼痛い‼
その時。
ぐうぅぅっ・・・
「っ?!」
腹の虫まで鳴いた。
「お前って奴ァ・・・」
「すみません・・・」
くそっ‼空気読めよ腹の虫‼
恥ずかしかったランキング堂々の一位だよ‼
金メダル授与だよ‼
「・・・」
ああもう土方副長何か言ってよ‼
恥ずかしいじゃん‼
いっそのこと笑ってくれればいいのに‼
「失礼します・・・」
「ハァ・・・待て」
顔を真っ赤にしたは、まだ痺れている足を引摺りながら副長室をでようとしたが、それは土方によって遮られた。