第3章 お仕事‼
「おい、おい!起きろ!」
「うぅ〜ん···」
重い瞼を擦りながら目を開けると、そこには仏頂面の土方副長。
「あれ、私···」
はっ!思い出した!!
「すみません!」
寝てしまった事を思い出し、慌てて床に頭を擦り付ける。足は治ったようだ。
「別にいいけどよ。ほら」
「え?」
土方副長が私に差出して来たのは、湯気がユラユラと立ち上っている、
「何ですか、それ」
何か。
厳密に言うと、黄色い何か。
もしや、これは···
「お茶漬け土方スペシャルだ」
「詰まるところ犬のエサですか」
「あ?」
「コレは失礼しました。つい本音が」
「おい!」
だって、こんなの、食べ物じゃないですよ。
土方副長···。