第1章 はじまり
「うわわわわわわわわわ‼どーしよう!
勢いで真選組に来ちゃったけど、何をすればいいかわからない‼」
は、屯所の台所で一人頭を抱えていた。
「副長補佐とか何か凄い役職もらっちゃったけど、私に務まるのかな⁉無理だぁぁぁ‼くっそ松平め!いくら私が「ん?か?何やってんだ、こんな所で」ひ、ひっ土方ァァ⁉あ、すす、すみませんんんんん!」
突然の土方の声に驚きを隠せなかったは、上司の名前を大声で呼び捨てにするという失態を犯した。
「テメー舐めてんのか・・・?」
「うわわわわ、すみませんんんん!
松平の癖が移ってついうっかりぃぃぃ!」
「うっかりですむかァァァ‼
って、ん?松平?松平って、松平片栗虎か?」
「そうです‼」
何でとっつぁんを・・・?
土方は、が真選組に来た時のことを思い出していた。