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お江戸良いとこ一度はおいで【銀魂】

第1章 はじまり


「オムレツって、作れるのかィ?」

沖田が聞く。

「はい。美味しいかどうかは分かりませんが、一応食べられる位には・・・」

そう話すの前には、切られたハムとシメジ、溶き卵、チーズ。
そして、それらを手際良くフライパンに入れた。
ジュージューと卵の焼ける音が聞こえてくる。
次第に、良い匂いがしてきた。

「で、総悟は何してたんだ?」

土方が思い出した様に沖田に問いかけた。

「ああ、に寝込みを襲われたてたんでさァ」

「いや違いますよ‼」

慌てて弁解する。
しかし土方はそんなことはどうでもいい様だ。

「そうか。じゃあ、ここで寝てたってことだよな?
何でこんな所で寝てたんだ?」

「さぁ?何ででしょうねィ?」

「惚けてんじゃねぇ。
総悟テメェ、俺のマヨネーズになんかしただろ‼
昨日と位置がズレてるし、何より色が少し緑っぽくなってんじゃねーか‼」

「あり、バレちまった」

「ふざけんな総悟ォォ‼」

「え、全然緑っぽくないけど・・・」

土方の話を聞き、少し手を止めマヨネーズを見た。
土方の観察眼に感心した。

って言うか、『俺のマヨネーズ』・・・?

そこまで考え、そしてやめた。
触れてはいけない気がした。

ちらりと土方と沖田を見る。二人はまだ、取っ組み合っていた。

「仲、良いんですね」

「「良くねぇ‼」」

は、ふふふと笑うと、朝御飯の支度を再開した。
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