第1章 はじまり
「と言うか、どちら様でしょう?」
(多分)初めて見た顔だ。
しかし、男はを知っているらしい。
そう言えばこの一週間は、土方さんと近藤さんしか関わってないなぁ。
今更ながら気づく。
ハァと溜め息をつくと、男は口を開いた。
「おい、本当に俺のこと知らねェのかィ?」
「あ、はい。
すみません・・・?」
「何で疑問形なんでィ」
冷やかな目をに向ける男。
「俺ァ沖田総悟でィ、」
何で私の名前を・・・?
まだ、皆には発表されて無いはず。
少なくとも私は自己紹介(?)を近藤さんと土方さんにしかしてない。
「総悟は一番隊隊長だ。隊に入った時に、隊長を任せてある奴らには伝えておいた」
流石、土方十四郎。
いや、フォロ方十四フォロー。
「おいナレーション。止めろソレ」