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六つ子たちと 短編集 R18

第21章 一松×バレンタインデー


「一松くん、でてきて..?」

一松「嫌だ、もう一生ここからでない」

「押入れに一生いるなんてむりにきまってるでしょ?」

一松「いいから、今日はもう帰れよ!」

冷たく言い放ってしまった

やばい..謝らなきゃ..

「そっか..じゃあ今日は帰るね..おじゃましました」

一松「えっ..ちょっ..待って..」

押入れから追いかけるようにでたがその必要はなかったみたいだ

「えへへ、ごめんね、嘘ついちゃった」

一松「さっきは..あの..」

「もういいよ」

一松「だから!えっと」

「私ね、一松くんにたくさんおせわになってばっかりだったから、今日はいつもありがとうって言いたかったの..だけど一松くんにあんなこと言われて傷ついて..脆い彼女だよね..ごめんなさい」

一松「なっなんでアンタが謝るの..お、俺もごめん、チョコありがと
2人で食べよ」

「うん!」

ソファーに座り、君の背もたれになる

俺はこの体制が好きだ..

なんでかっていうと..の匂いがかげるから

って!!匂いってなんだよ!!変態か!!俺は!

クンクン..ああいい匂い、チョコの匂いがかすかに匂う

ほんとになんども作ってくれたんだ..そう実感した

「はい!改めて!」

一松「これって、トリュフ?」

「うん!私、料理そんな得意じゃないから簡単なのになっちゃったけど..ちゃんとおいしいから!たぶん!」

一松「たぶんなんだ」

ツッコミをいれたらクスクスと笑う

その姿がなんとも可愛い

大好きだよ
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