第21章 一松×バレンタインデー
「一松くん、でてきて..?」
一松「嫌だ、もう一生ここからでない」
「押入れに一生いるなんてむりにきまってるでしょ?」
一松「いいから、今日はもう帰れよ!」
冷たく言い放ってしまった
やばい..謝らなきゃ..
「そっか..じゃあ今日は帰るね..おじゃましました」
一松「えっ..ちょっ..待って..」
押入れから追いかけるようにでたがその必要はなかったみたいだ
「えへへ、ごめんね、嘘ついちゃった」
一松「さっきは..あの..」
「もういいよ」
一松「だから!えっと」
「私ね、一松くんにたくさんおせわになってばっかりだったから、今日はいつもありがとうって言いたかったの..だけど一松くんにあんなこと言われて傷ついて..脆い彼女だよね..ごめんなさい」
一松「なっなんでアンタが謝るの..お、俺もごめん、チョコありがと
2人で食べよ」
「うん!」
ソファーに座り、君の背もたれになる
俺はこの体制が好きだ..
なんでかっていうと..の匂いがかげるから
って!!匂いってなんだよ!!変態か!!俺は!
クンクン..ああいい匂い、チョコの匂いがかすかに匂う
ほんとになんども作ってくれたんだ..そう実感した
「はい!改めて!」
一松「これって、トリュフ?」
「うん!私、料理そんな得意じゃないから簡単なのになっちゃったけど..ちゃんとおいしいから!たぶん!」
一松「たぶんなんだ」
ツッコミをいれたらクスクスと笑う
その姿がなんとも可愛い
大好きだよ