第21章 一松×バレンタインデー
「はいっ、一松くん、これ..」
一松「なにこれ、プレゼント?」
「今日は何の日でしょう」
一松「知らない」
ほんとは知ってたけど、知らないふりをした
だって知ってるなんて言って、ずっと待ってたなんて思われたら恥ずかしいから
「やっぱり、覚えてなかったかー今日はね、バレンタインデーだよ!」
一松「へー」
「反応薄いなー手作りしたんだよ?一松くんのために」
一松「僕のため?」
「うん!いつもありがとう!」
一松「別に嬉しくないし、てか作ったなんてホントに食えんの?ゴミでも入ってるんじゃない、あ、ゴミは俺か..って..」
「ヒック..グス..ッ」
一松「なんで泣くんだよ..」
「ひどいよ..なんども練習して1番よく作れたのを、一松くんにあげたのに..今日はもう帰る!!」
一松「まっ待って..」と叫ぼうとした時にはは、襖に手をかけていた
急いで立ち上がろうとするけど、間に合わない
エスパーニャンコ「が俺のために作ってくれたなんてまじ嬉しい」
エスパーニャンコ「ほんとはそわそわしてる、に気づいてたけど、バレンタインデーだからチョコくれるかもしれないって期待してたら、ほんとにくれた」
エスパーニャンコ「こちらこそいつもありがとう」
座布団の上で寝ていたはずのエスパーニャンコが僕の気持ちを代弁する
一松「ああああああああああああ」
急いで押入れのなかに隠れる