第11章 おれを見つめて
身体中につけられた愛の証をじっと見つめる。
6人分の花があちこちに咲いていた。
わたしはどうしたいのだろう。
そう考えていた時、後ろからガチャリという音が聞こえた。
そこには腰にタオルを巻いたおそ松くんと…
一松くんもいた。
「…!!!な、なんで入ってきて…!」
必死に胸や大事なところを腕や手で隠す。
しかし、抵抗は虚しく、わたしはおそ松くんの手によって壁に縫い付けられた。
「やだぁ…やめて…」
わたしはどうせ、性奴隷なのに…
抵抗したって意味はないのに。
彼等に体を捧げるだけでいいのに。
それができなかった。
お「…ねぇねぇ、泣かないでよ〜
今夜はさ、俺らとヤッて嫌なこと忘れようぜ?」
そんな悲しいこと…言わないで。
本当はわたしは性欲処理の道具なんかじゃなく、
みんなの愛に……向き合わなきゃいけないのに…