第4章 玩具
連れてこらてたのは普通の子供部屋のような部屋だった。
チ「こんな部屋で悪いんだけど…今日からここ、自由に使っていいから。」
「えっ?……牢屋は?」
チ「おそ松兄さんと話し合ってね、〇〇ちゃんも女の子だし…その、こういう方がいいかなぁって。」
「そ、そうなんだ…すごく、嬉しい!」
パァッと偽りの笑顔ではなく、本当の笑顔を咲かせる。
その瞬間チョロ松くんよ頬が少し赤くなった。
チ「っ……はぁ…煽るの得意なんだね。」
「えっ?」
そう言われて私はガンッと突き飛ばされて、部屋の木馬へと座り込んでしまった。
なんだか、この木馬…座る部分、少し角ばってはいないだろうか?
木馬から降りようとしたその時、
足首に重りのようなものをつけられて
動けなくなってしまった。
そして、木馬へ体重がグイッと乗っかりクリに圧力が加わった。
「ん…ちょ、なにこれ?」
木馬の顔の前に立ったチョロ松くんを見上げると
そこには玩具箱と書かれた箱を持つ、余裕のなさそうな表情をしたチョロ松くんが立っていた。
チ「ねぇ…〇〇ちゃん。
これからさ、タノシイ時間、はじめようよ。」
そういって彼は私の両手を木馬の首の部分にロープでぐるぐると固定した。