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放課後の図書室
第2章 ツインテールは漫画好き
「千陽先輩が男の人だったなんて…」
そりゃ、コイツも驚くだろう。
さっきまで女だと思っていた人が男だったのだから。
「悪い…これには事情があって」
「…みたいです」
「え?」
実音は目をキラキラと輝かせている。
「漫画みたいです‼︎」
「はぁ?」
「千陽先輩が男の人だったなんて‼︎まさに漫画‼︎」
実音はすごいすごいと叫びながら、嬉しそうに作業を始める。
「コイツ、馬鹿?」
僕は少し呆れていたが、高校生活をまだ続けられることを嬉しく思った。
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