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放課後の図書室
第17章 大切なもの
ー放課後ー
図書室だ。
僕と、実音の図書室。
図書室には実音も来ていた。
「実音…」
「千陽先輩…⁈」
言葉がなかなか出てこない。
伝えたいことはたくさんあるのに。
でも
決めたから、
実音、君に伝えるよ。
もう僕のことを嫌っているかもしれない。
僕の気持ちは迷惑かもしれない。
でも
伝える。
僕は、
「実音、好きだ。好きだ。好きだ‼︎
僕と付き合ってくださいッ‼︎」
実音は目を見開いて
笑った
そして、
「はい…」
と言った。
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