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放課後の図書室

第14章 俺俺少女と図書委員長


「千陽先輩〜、あいらぶゆー‼︎」

「僕から離れろぉ‼︎!」

なぜか僕は水室葉月につきまとわれている。

「えー!俺みたいなカワイイ子が頼んでんのにー。ぶーぶー。」

確かに、

水室葉月は手足がスラッと長く、スタイルも抜群だ。

それに目も二重でぱっちりとしているし、鼻も高い。

…胸もそこそこあるんだな



…じゃなくって‼︎

「僕も忙しいんだよ!は〜な〜せ〜‼︎」

「これにサインしてくれたらいいけど。」


…婚姻届かい‼︎


「無理に決まってんだろッ!」

年齢考えろよ…

「えー、だって千陽先輩って16歳だろ?」

あ。

今僕、女装してるんだった…

「って、なんで女子を好きになってんだよ!」

「性別なんて、愛があれば関係ナイ‼︎」

「僕はあるんだよ!」

うーん、なんとかこの状況を抜けださねば…

なんかヒントは…



…あっ。


「僕が16歳でも、君は15歳だろ。無理だよ」

そう、僕だけ16歳でも結婚できない。


「フッフッフッ」

「なっ⁉︎」

「甘い。」

水室葉月はにっこりと微笑んで言った。

「俺、4月17日生まれなんで、16歳でーす♡」



























なんてこったー‼︎

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