第2章 ツインテールは漫画好き
漫画を種類別に並べてきて、ちょうど2時間だ。
「3分の1くらいはできたな」
「ですね〜‼︎先輩、少し休憩しましょうよぉ〜」
「…だな」
「お前、何で図書副委員長になったんだ?」
前から気になっていたことだった。
そもそも、コイツが図書副委員長になる理由が見当たらない。
漫画なら、家で読めばいいだろうし。
「してみたかったんです。図書副委員長」
実音はそれ以上は言わない。
気になったが、それ以上聞くようなことではない。
「千陽先輩こそ、何で図書委員長になったんですか?」
僕が図書委員長になった理由…
「さあ、な」
「教えてくださいよぉ〜‼︎」
「さてと作業を再開するかな」
騒ぐ実音をよそに、僕は作業を再開した。