第10章 僕の想い
実音に告白された…。
…
…
…まじかよ。
いつもは、
『やっだなぁ〜‼︎じょーだんですよ‼︎』
なんて、軽く流すくせに。
顔赤くして
女子みたいに『千陽先輩、好きです。』
なんて。
お前らしくない。
お前はもっとふざけた奴だっただろ‼︎
…
嬉しくない訳では、断じてない。
むしろ、すっげー嬉しくて顔に出そうだ。
「実音…。僕は、」
「わぁぁぁぁぁぁ⁉︎」
なんだよ⁉︎
なんか悪いことでも起きたのか‼︎
…なんて思っていたら。
『返事するな』
と、
告白された僕が命令され、
なぜかデートすることになった。
実音とデートか…
…ニヤけそう。
何着て行こう。
ドンびかれるのも嫌だし。
僕は実音とのデートを少し楽しみにしていた。