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放課後の図書室

第9章 私の事、好きですか?


私、もうフラれることがわかっているから

ひとつだけお願いしてもいいよね。

これで最後にするから。

千陽先輩を好きでいることを。

「千陽先輩、今度の週末にデートしてくれませんか?」

ずっとずっと想っていたんです。

ねぇ、

気づいて。

私の想い。














「…どこに行くんだよ?
本屋以外な」






千陽先輩の声は穏やかだ。

きっと、微笑んでいるのだろう。

不器用だけど、優しくて。

だから、

だから好きなんです。

千陽先輩。
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