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A Time to Love  (FFⅦ)

第4章 再会


『あっちぃ・・・・・・くっそ・・・・・』

ルイはコートでばさばさと己を仰ぐ。

『ルーファウスさえいなけりゃこんな事しなくて済むのによ・・・・・・』

その言葉に隣りに立っていたクラウドが眉をひそめる。

「ルーファウスと面識があるのか?」
『お?私に興味示したか?』
「・・・・もういい」
『そう怒んなよ。私はルーファウスの婚約者だ』

その言葉にクラウドだけでなく、ルイの事を不審げに見ていた全員が固まった。

「婚約者!?」
『聞こえはいいが、私は了承してねぇぞ。アイツが勝手に決めた事だ』

ルイは不機嫌に顔を歪ませる。きっと嫌な事でも思い出しているのだろう。
バレットは、そんなルイを見て、クラウドに言う。

「・・・・ほんとにこの女連れて行くのか?もし神羅の手先だったら・・・・・・」
『心配ねェよ』

ルイは苦笑しながらやれやれと手を肩まで持ち上げる。
そんな態度にバレットは苛立ちを露わにする。

「チッ・・・・どっかの誰かさんとそっくりだ」
『そりゃ誰のことだ?返答によっては叩き切るぞ』

出会い方が悪かった為か、すでに二人は敵対してしまったようで・・・・・黒髪の女・・・・ティファは、当初のクラウドとバレットのようだと思った。

「ねぇ・・・もしかして、ルイ・レオニカルさん?」

茶髪の女・・・・・エアリスはルイにそう話しかけた。
ルイはその一言に驚きながら、エアリスを見る。

『え?ああ・・・・そうだが・・・・』
「はじめまして、私はエアリス。ツォン達からあなたの話を聞いたことあるの」
『・・・それって?』
「フフッ・・・もちろん悪口よ」
『あの野郎』
「口が悪い事も聞いてたわ」
『・・・・実を言えば、私も知っていた。
もちろん、古代種の生き残りとしてだがな』

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