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A Time to Love  (FFⅦ)

第3章 行く先には・・・・・


『この世界を救えるのは…セフィロスを止めることが出来るのは…あなたしかいない』

ルイはそう言うとクラウドに手を差し出した。

『最初から信用しろとは言わない。だが、私はあなたをさがしていた』
「何がいいたい!?何がどうなっているんだ!?」

クラウドはルイに向かって怒鳴る。
が、ルイは至って冷静だ。

『一旦きちんと整理をしてみたらどうだ?』

だが整理をしている最中にアナウンスが鳴り響く。

「接岸作業員 コスタ・デル・ソル入港5分前接岸準備を開始せよ」

ルイは肩をすくめるとぶっきらぼうに言い放った。

『あんたら…一般兵として潜入してたんだろ?なら早く持ち場に戻ることだな。私はルーファウスに見つかると厄介この上ない…』

ルイはそう言って去って行く。だがその途中、振り返りクラウドに言った。

『ああ…言い忘れていたが…私は、あなたについていく。あなたの旅に私も同行させてもらうことにする』

ルイは今度こそ立ち去った。

「何だァ?あの女」
「とりあえず隠れるとしよう」

バレットとレッドⅩⅢが立ち去った中、クラウドは一人残っていた。

「生きていた・・・・セフィロスが・・・・約束の地・・・・本当にあるのか・・・・?」

クラウドは不思議でたまらなかった。
何故セフィロスが俺を覚えていなかったのか、何故俺達の前に姿を現したのか・・・・

そして、

「ルイ・レオニカル・・・・どこかで会ったことが・・・・」

一番気になっていたのはルイの事だった。
見ず知らずの相手に探していたと言われ、旅に同行するとまで言われた。

いや・・・・見ず知らずではないのかも知れない。
しかし思い出せないのだ。彼女の事を思い出そうとすると、頭が割れる様に痛くなる。

クラウドはそこで思い出すのをやめた。
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