第110章 ※幸
翌日、今日は出陣、遠征、内番のフル稼働で本丸全体が忙しなくなっている
出陣から帰ってきた部隊を迎えていると、いつも1番に私の所へ来る長谷部が今日はそのまま部屋へと戻って行く姿があった
何かあったのかと部隊に聞くも分からないという返答だった
具合でも悪いのかと思い、後を追うため廊下を歩いていると壁に凭れて立っている長谷部がいた
「具合でも悪いの?」
「いや、そういう訳では……主、少しいいですか」
切羽詰まったように、私の腕を引きちょうど鍵付きの防音部屋の目の前であった為、そこへ連れ込まれ全てを悟った
彼は素早く私に抱きつきキスをしてきた
腰を押し付け硬いものが当たる
噛み付くようにキスをされてお互いの唾液でベトベトになった
「佳奈、あなたが欲しい」
その一言で顔が熱くなる
またキスをされて服を脱がされていく
今日は脱ぎ着がしやすいボタン付きのワンピースを着ているから長谷部によってボタンが1つずつ外されていった
ブラのホックも外され、外気に晒される
彼の手が胸を包み込み、反応して立ち上がり始めた乳首を舐められて吸われた
「はせ、べっ、はぁ、ぁあっ 」
胸の愛部は止めず、押し倒されて彼の手が下へと伸びて下着越しに触られた
愛液が滲んでいき、下着の中に手を入れられ直に触られる
「濡れてますね、指入れますよ」
その声とともに指がナカに入ってきた
長い指がイイところに当たって締め付ける