• テキストサイズ

【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第91章 はめ込まれたパズルのピース



「私の初期刀。山姥切国広。私が最初に選んだ刀。あなたに出会った日も覚えてる」

「そうか」

一言言ったまんばちゃんは目を擦る

「まんばちゃん、ただいま」

「あぁ、おかえり。おかしいな、目から水が止まらない、俺が写しだからか」

久しぶりのまんばちゃんの温もりに安心する

「兄弟?主殿?如何された!」

まんばちゃんと抱擁していたら山伏さんの声がした

「兄弟、主が、主の記憶がっ」

「そうであるか!戻ったんだな」

山伏はうんうんと頷きそう言った

「山伏さんっ、ただいま」

「ああ、おかえり主殿。このままでは風邪をひくから、1度部屋に行ってから皆に知らせよう」

「すまない、兄弟」

「なに、めでたいことだ。とりあえず主殿は髪を乾かして、それから広間ヘ行くとしよう。拙僧が皆を集める。兄弟は主殿の傍へ居てくれ」

「あぁ、わかった」

山伏さんの指示に、まんばちゃんに連れられて部屋へ向かった


髪を乾かしている間、まんばちゃんは近くでその様子を見ていた

「佳奈、俺は、あんたの事が、好きだ」

「……えっ」

後ろからいきなり抱きつかれて、耳元で囁かれた


いきなりのことにドライヤーを落としてしまった
それと同時に襖が開いた
目線を泳がせると光忠がいた

ドライヤーの轟音だけが鳴り響いていた

「ご、ごめん、いきなり開けて、ノックすべきだよね、どうかしてる僕」

すごい勢いで襖が閉まった

/ 455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp