第59章 ワガママと共に
あれから太郎さんが全てやってくれてお風呂にも入った
ご飯も温め直してくれてあってご飯を食べて痛み止めも飲んで布団に入る
寝る時とても寂しくて、長谷部を呼んだ
「長谷部ごめんね、呼び出しちゃって」
「いえ、こうして頼られているのが俺は嬉しいです。なんなりと申し付けください」
「あの、一緒に寝てください!お願いします」
「え、あ、は、はい!俺でよければぜひ!」
「ありがとう、寂しくて誰かと一緒に寝たかったの」
「そうだったんですね。俺なんかで良ければいつでも言ってください」
「ありがとう」
目を輝かせていう長谷部に微笑みながらお礼を言った
「……主、一緒に寝るというのになぜ布団が一組しかないのですか」
「添い寝してください、お願いします、今日だけでいいんです。ぬくもりが、ぬくもりがほしくて…あの、へんな意味じゃなくてその、誘っているわけでもなく、その普通に横になってくれるだけでいいので」
「………わかりました。あの、土下座はやめてください」
長谷部にそう言われて土下座していた体を起こした