第52章 イケメンが台無し
広間を後にして自分の部屋へ向かうと、小夜と宗近とまんばちゃんがいた
「おお、主か。政府から来ていた書類をここに整頓してある。俺たちでやったが、何せ見よう見まねだからな。最後の確認を頼む」
宗近に言われて書類を確認する
一筆一筆綺麗な字で書かれている書類に目を通し、ミスがないか確認するも全くもって大丈夫だった
字綺麗すぎじゃね!?
え、もうこれパソコンで行書体で打った文字ですか並に綺麗なんだけど
にしても正確だし……私より仕事できるんじゃね!?
「完璧過ぎてやばい」
「本当か?見落としはないのか?」
まんばちゃんがぽつりと呟いた私の言葉に反応した
「ううん、全部見たけど、全く問題なさすぎて怖いわ」
「俺と山姥切達で一日かけてやっていたからな。良きかな良きかな」
「いや、あの、本当にありがとうございます!!!こんなクソみたいな人間の仕事してくれて、本当になんといったら良いか………」
私は土下座した
「主、顔をあげて。三日月さんと山姥切さんの顔が凄いことになってるから」
私はそう言われて顔をあげて宗近とまんばちゃんの顔を見ると、言葉では言い表せないひどい顔をしていた