第47章 分担
「なぁ、主は目を覚ましてくれるのか?」
「大将次第だ。呼吸も何もかも霊力も安定している。だが、人の体だからなんとも言えないな」
愛染は心配になり薬研の元へと来ていた
「オレ達がいない間に何があったんだ?」
「……落とし穴に落ちてな、そこに雪崩のように周りの土が落ちてきて、生き埋めになったんだ」
「そんな………」
「まぁ今回のは事故だ。誰も悪くは無い」
「なぁ、政府に連絡したか?」
「さっきしておいた…」
”政府から言伝が来ました”
その言葉と同時にこんのすけが現れた
「こんのすけ!なぁ、主は大丈夫なのか?」
”遅くなって申し訳ございません。審神者様は大丈夫です。ですが、この御方はどの時間軸にも存在しない御方なので、こちら政府といたしましてもこの御方は大切な方なので今後このようなことが無いようにと”
「時間軸に存在しない?どういうことだ」
”審神者様は我々政府が別次元へ審神者を求める為に干渉した際、初めて来てくれた審神者様だったのです”
こんのすけから新たなことを聞き動揺を隠せない薬研と愛染だった
”今後1週間で目が覚めなければ一度、政府の方で審神者様の健康状態の確認をします。夜など審神者様が一人になる時は、このこんのすけがこれから見張りをするので、安心してください”
そう言ってこんのすけは1度消えた