第31章 薬湯はいい湯です
「胸から下げてるやつ、どうしたんだ?」
「光忠から貰ったんだ……何なのかよくわからないけど。離さずに付けておいてほしいみたいだから、ずっと付けてるの」
「……すげぇ神力を込めてるなこりゃ………誰にも渡さねぇっていうのが感じる」
「えっ」
兼さんはネックレスに触りながらのその言葉を言い放ち背筋がゾッとした
光忠………意外と怖くね?
かなり独占欲強い感じ?
「ま、これがありゃあ他の本丸の刀剣になんて手出しはされねぇし安心だな」
ポジティブ!!兼さんあんためっちゃポジティブ!!!!
すごいよ見習いたいよそのポジティブ
「にしてもこの湯は薬湯だから疲れた体によく効くな~……腰砕けも治るな」
「薬湯なんだこれ……」
だから今までいろいろやられても、これ浸かって出た後痛みも引いたし、むしろ元気になってるんだと妙に納得した
薬湯すごい