第30章 ※水も滴る
長い髪から水滴が滴り落ちていて様子がおかしかった
「和泉守さん?」
「………主」
「髪まだ濡れてるじゃないですか!風邪ひいちゃいます!堀川くんはどこにいったんですか!?」
そういうも兼さんは何も答えなかった
そしてわたしに近づいてきて力強く抱きしめてきた
え?は?なにこれ
なんで兼さんに抱きつかれてんの?
「……来い」
少し息が荒い兼さんに強引に引っぱられて、一期さんしか知らないはずのあの防音鍵付きの部屋に連れてこられた
すると眼の前の兼さんは全部の服を脱ぎ捨てた
なになに、怖いんだけど
ちょっとなにいきなり脱ぐとかやばくね
なにこれどういうこと
いきなりの事についていけず呆然と兼さんを見てる事しか出来なかった
そしたら兼さんが目の前に来て、私の羽織るブランケットとマフラーを強引に外して服に手をかけた
「ちょっ、何してるんで、ンンッ」
顎を持たれ深い深い口付けをしてきた
兼さんの舌が口内を犯し私は自分の舌を絡めとられないように必死に抵抗するも、いつの間にか服を脱がされ、さらけ出された胸を鷲掴みにされ揉まれその出来事に反応して舌を絡め取られた
兼さんの舌はとても熱くて触れる度に頭がクラクラした