第6章 なぜ気づかなかった‥
「渡さないとこうだぞ?」
ナイフを向けられた
遙はクローバーをみた
「凛‥白い葉が黒く‥」
「急がねぇと!」
里奈は怖くてしかたない
「聞いてんのか?よこせっていってんだよ」
「いや!離して!」
「待て!そこまでだ!」
里奈が振りむくと遙達がたっていた
「里奈から離れろ」
「四つ葉のクローバーを渡せ」
「今俺がもっているのは葉が1枚増えた五つ葉だ」
遙はクローバーをみせた
「成長しただけだろ?いいからよこせよ!」
「ハル!!渡しちゃダメ!!」
ふりかえると傷だらけの真琴が
「真琴くん!!大丈夫?」
里奈は慌ててかけよった
「渡しちゃだめってどういう意味だ真琴」