第6章 なぜ気づかなかった‥
「どうかしたのか?里奈」
「七瀬さんにこのクローバーを渡してもいいですか?」
「俺にか?」
「無理にとはいいませんよ」
「‥わかった俺が持ってる」
「ありがとうございます」
遙はクローバーを見つめた
「ハル‥なんで白いのかな?」
「さぁ‥ほかの四枚は俺達って意味だろ?」
真琴は頷いた
「あ‥私用事があるんでこのへんで‥ありがとうございました」
「うん!気をつけてね!」
「学校でな!」
里奈は頷いた
「真琴は里奈ともういちど付き合う気はないのか?」
「俺は今の関係のほうが楽なんだ」
「そうか‥じゃあいつ誰に奪われても文句は言えないな」
「ハル!?‥奪いたいなら奪えば?俺も負けないから」