• テキストサイズ

色々短編集

第2章 名前呼び


「結婚。して…くれませんか…??」

おずおずと聞いてくる小柴さん。

「え?え?いや、そんな無理にしなくてもいいよ!」

きっと小柴さんのことだ。
春香に言われて「はやくしなきゃ」とか思ったに違いない。

春香のことだ、私が言われるの待ってるだとか、テキトーなことを吹き込んだんだろう。変な気が回る子だからw

「あのね、違うんだ」

違う。と言うと小柴さんが棚から何かを取り出してくる。

小さめの箱。

それは、よくテレビとかで見る、あの箱。

目の前でパカリと開いた箱の中には、小さく輝く指輪が入っていた。

/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp