• テキストサイズ

真夜中【フェアリーテイル/ミッドナイト】*R18*

第1章 ①





ガラス細工でも扱うかのように、

優しく

優しく…

私の頭を撫で、髪に指を滑らせる。



「もう眠るところだったの?」

「うん。明日は、ちょっと早起きしようと思ってて。」

「どこかに行くの?」

「街までね。ただの買い物よ。」

「…そうか。」



名残惜しそうに、髪がサラサラと指から離れていく。



「ミッドナイトは、…どうする?」



こう聞いても、大抵は決まった返事。

/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp