• テキストサイズ

真夜中【フェアリーテイル/ミッドナイト】*R18*

第1章 ①




「…ただいま。」

「おかえりなさい。」



いつもここに来る訳では無いのだけど、このやり取りが自然になった。


私が「おかえり」と言っただけで、目を丸くしていた彼の姿が懐かしい。



ミッドナイトは上着を脱ぎ、側にあった椅子へ掛けた。

白くて筋肉質な腕が露わになる。

長い前髪から見える、深くて吸い込まれそうな赤い眼。




「…小嬢。」



細くて綺麗な指が、私の髪へ伸ばされる。




/ 77ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp