第9章 雪の降る夜
クリスマスになり結局京太郎からの返信はなく一人でクリスマスツリーを見に出かけた。
(周りはカップルだらけ…)
とため息を着くと
「あ!お前一人なの?あの優男彼氏は?」
と聞き慣れた声に呆れて振り返ると奴がいたので、文句を言った。
「あんたのせいでね、京太郎が悩んでるの!」
と言っても奴は空を見ていて
「あ!流れ星!」
と言い私もサッと空を見上げたが
「あーあ、お願い事したかったのに…」
とボソッと言うと
「オレが叶えてやろうか?」
…
(あたしの願いはあんたが消えて友達と京太郎との仲が元通りになる事だよ!)
と思い嫌がらせをするため
「じゃあ…、あたしの欲しいもの買ってよ!叶えてくれるんでしょ?」
と言うとフッと笑い
「いいぜ」
とあたしの手を取りショッピングセンターに連れていった。