第1章 bitterな現実→チャンス到来!?
わたしがデビューしたのは、18歳の時。
今は23歳。
あれから5年も経っている。
わたしは立派な声優になれたか?
当たり前じゃない。
もちろん、ひとつも仕事がない。
笑い事じゃない?
いやいやいや。
だって、笑う門には福来るっていうじゃん。
·······まあ、それもあるけど、実際は笑っておかないと心がずたぼろになりそうっていうか·····。
自分の感情を騙しているというか·····。
現実逃避っていうか······?
つまり、結論からいうと―――·····
現実は甘くないってこと!