第3章 初ステージ!?初ライブ!?
ライブをあと一ヶ月後にひかえたある日。
ダンスレッスン室に下野さんが差し入れを持ってきてくれた。
「律華ちゃん、頑張ってるね」
もともと、運動神経はそこまで悪いわけではなかったけど、ダンスなんて初めてで、最初はかなり下手だった。
今はそれなりには出来るようになってきたけど。
「律華さん、休憩していいよ」
ダンスの先生から休憩の許可がおりる。
『ありがとうございます』
「よし、じゃあどこに行こっか?そこら辺にあるカフェにでも行く?」
『え?それなら、着替えてきます。このまま外に出るわけにはいきませんから』
汗でTシャツが肌にくっついて気持ち悪い。
それに汗くさいまま外に出たくはない。
「うん、そうだね。待っとくから着替えておいで」
『はい!すぐに着替えますっ!』