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君だけに届ける【VOICE】
第3章 初ステージ!?初ライブ!?
もう社長室は3度目。
入社したばかりの頃と、あのアニメでの件。
3度目でも緊張はする。
社長室の扉を開ける前に一度深呼吸。
『すー、はー····。よしっ』
ガチャリと音をたてて扉が開く。
『し、失礼しますっ!』
中で待っていたのは、マネージャーの美咲さんだった。
あと、社長。
もっと中に入って、とでも言うように社長が手招きをする。
『それで·····あの、話とは···?』
「おめでとう!」
『え?何が――――·····』
「あなたのライブが決まったわ!」
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