第1章 bitterな現実→チャンス到来!?
『まさか、どっきりですか!?わたしはそう簡単には騙されませんよっ!どこに、隠しカメラが·····!』
「落ち着いて、律華。どっきりじゃないわ」
いや、だって現実のはずが·····!
『ああっ!分かった!夢か、これはっ!』
「いや、だからね·····」
『なんでもっと早くに気づかなかったんだろ?なんだ、夢か!』
「なら、わたしが思いっきり起こしてあげましょうか·····?」
『ひいぃぃっ!』
藍条さん、怖すぎ·····!
わたしの後ろではくすくすと笑う声が聞こえてくる。
なに、笑ってんですか!下野さん!
『落ち着きました!大丈夫ですっ!』
「そう?なら、いいわ」
もしかして·····、とてつもなく怖い人がわたしのマネージャーになったんじゃ····?