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君に伝えたかったこと

第3章 再会


今日は、とても身体が重かった。


痛みを感じた背中を擦る。

……あれ?

背中から生える、羽根。
だけど、いつもあるふわふわの、鳥みたいな羽根じゃない。

コウモリみたいな、ごつごつした羽根。

___悪魔の羽根だ。

悪魔に、なったんだ。

もう二度と、天界の奴らに会えない。

もう二度と、ジュウシマツに会えないんだ。

「……目ぇ覚めた?」

ある声がして、上を見上げる。

そこには、赤い瞳をした、悪魔が立っていた。

「“はじめまして”、堕天使さん。」
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