第37章 ヘンタイ(AN)
「あー、ね
俺にもビール取って」
「どーぞ」
「ありがと」
お風呂上がり、
にのは、何が楽しいんだか
にこにこしながら
バスローブのままで
ベッドの上でゴロゴロしてる。
風呂入る前に
ちょっと一緒に飲んでて。
酔い始めたから
風呂入れっつったんだけど。
まだ酔いが覚めてないみたい。
ほろ酔いにのちゃんは
かわいいんだけど
ちょっとメンドクサイ。
寝室を出て
リビングのソファに座り
テレビをつける。
「ねー、」
暫く返事をしないでいると
ぺちぺち足音させて
リビングにやってくる。
そして
ぽすん、と俺の隣…わざと
少しスキマ開けて座った。
「ねぇ、」
「俺の名前は ねぇ じゃないよ」
すると、
更に俺から離れて
ソファの上に体育座りして
膝に顔を埋めた。
「…」
「おーい、にのー」
「……」
「かず、
もっとこっちおいでよ」
にのの肩がピクッと動いたのを
視界の端に捉えた。
「かーず、ほら、おいで」
にのは
一旦ソファから降りると
向かい合わせに
俺の腿の上に座ってきた。
んふふ、ここまできたら
俺の勝ちっしょ♪
テーブルの上のビールを取って
口に含み
強引ににのの顎を掴んで
上を向かせて
唇に自分のを押し付けた。
口内にあるビールを
にのの口の中に流し込む。
「んっ、ふ」
「っはぁ、はぁ…
…お前、バスローブの下
なんも着てねーんだ。」
ね?
と言いながら
にのの太腿に手を這わす。
「んっ、」
「ほら、かずのココすぐ触れちゃうよ?
わ、もうこんな濡れてんじゃん…」
にのの中心から手を離し
先走りで濡れた指先を
にのの目の前に曝す。
「やっ、見せないで…」
「お前が出したもんなんだから
お前が綺麗にしなきゃね?ほら、口開けて?」
「やーだ、あいばさっ、ぐっ…んっ」
にのの口の中に
無理矢理指を入れて
舌ににのの先走りをなすりつける。
すぐに口から指を出し
再び下半身に手を差し入れ
にのの中心をまさぐり
手にソレを纏ったまま
にのの口内に指を入れる。