第19章 準備(AN)
相葉さんの指が
俺の後ろに入ってきて
中のを、掻き出そうとバラバラと動く。
「っぁ、く」
抑えようと思っても
声が出てしまう。
相葉さんが出したのが
太腿を伝って流れ落ちる。
それを、ティッシュと濡れタオルで
綺麗に拭き取られた。
ついでに、身体も拭いてもらう。
『はい、終わったよ
ほら、穿いて、これ。』
相葉さんが、小さい子供にやるみたいに
俺のパンツを広げて待ってる。
いや、それはさすがに…
仕方なく、
素直にパンツと、…ズボンも穿かせてもらった。
『じゃあ、シーツ変えるから、
ちょっと、リビングいて』
「ねぇ、そんなん、明日でいいじゃん」
相葉さんのTシャツの裾をキュッと掴んだ。
セックスのあとなのに
淡白過ぎんだもん。相葉さん。
もうちょい、余韻、浸りたいじゃん。
せっかく、ふたりの時間出来たんだから。
『しょうがないなぁ…
じゃあほら、』
相葉さんが、手を差し出した。
何の迷いもなく、その手に
自分の指を絡ませて握った。
そのまま、相葉さんに引っ張られて
抱き締められた。
ちょうど、耳に相葉さんの吐息がかかる。
「ちょ、なに、、」
『好きだよ、かず。』
「………うん」
『かずは?』
「………」
少しだけ背伸びして、
相葉さんの耳元に近づいて囁いた。
「すき」