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ヘタリア 〜記憶と約束〜

第2章 昔話を聞くのは疲れること


in 日本

?「ご苦労様でした。ところで、その話をして疲れませんか?」

お茶を持って来てくれた彼女はそう言った。
私は、お茶を啜ってから

日「疲れませんよ。これは、貴女と出会った話ですから。桜さん。」

桜「そうですか?私は、ずっと聞いているので疲れましたけど…」

私の横で正座している彼女こそ昔話に出てきた天照大御神である。
そのようなことを言われて困ってしまった私は、

日「そんなこと言わないでください(焦)。わ、私だって昔話はあまり好きではありませんし…」

桜「フフッ」

日「い、今、笑いましたね?」

桜「日本の反応が面白くって、つい、フフッ」

日「爺いをからかっても楽しくないですよ(焦)」

そんな会話を縁側でやっている時

日「そういえば、明日のパーティーにドイツさんとイタリアさんが来ますよ。」

桜「ヘェ〜。WW1で有名になった2つの国でしたね。」

日「貴女にも参加してもらいますからね。」

桜「えっ?私がいなくても大丈夫ですよね。」

日「そうやって、プロイセンさんやイギリスさんが来た時も出なかったではないですか。」

ギクッとしている桜さんは、少しため息を吐いて、

桜「苦手なんだけど…」

日「パーティーに出ることがですか?」

桜「違います!その…外国の…」

日「外国人が苦手なんですね。わかりますが…」

桜「でも、外国の方は背が高くて、鬼のように怖いと聞きますし…」

神様であるのに外国人が怖いと聞いて少し笑ってしまいそうになりながら

日「大丈夫ですよ。私もいますし、彼らもいい人ですから。」

ちなみに私は、イタリアさんには会ったことがありませんが、きっと大丈夫だと思います。

日「何事も経験ですよ。桜さん。」

桜「日本がそこまで言うのなら参加します。」

彼女は渋々了解してくれました。

明日が楽しみです。
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