第8章 ふくしゅう、しませんか?
復讐はともかく、
テストは大事。
だから、頑張る。
みんなが私のために協力してくれてる。
だから、期待に応える。
なんて素敵なんだろう。
温かい気持ちに浸っていた時だった。
「先生、でももし負けた時さぁ、
穂乃花が自分の気持ちを
C組の奴らにぶつけらんないの
おかしくね?」
カルマくんがいう。
「負けたら黙って尻尾巻いて逃げろって?
できるわけ無いじゃん。
ま、負ける気なんて
さらさらないけどね。」
カルマくん…。
私のことを考えてくれてる。
テストで負けたとしても、
私を見捨てない、という意思表示の如く
発言してくれる。
やっぱり、カルマくんって
優しい人だ。