第7章 はじめてのかんじょう
穂乃花side
修学旅行から帰ってきてからというもの…
私は何故か何事にも集中できずにいた。
何なの、このかんじょうは?
こころのなかで沸々と沸き上がり、
どんどん大きくなっていく
そんな気持ちを抑えられずに
日々何かもどかしく感じる日々。
気を抜くと頭に片仮名3文字。
カ・ル・マ…
って、バカか、私は
C組で負け犬だった私が、
赤羽カルマに恋をしてる?
そんなこと、許されるわけない。
でも…
いや、そんな
だけど…
心の葛藤がさらにもどかしさを掻き立てる。
でも、生まれてはじめてのこのかんじょう。
大切にしたいな、なんて…