• テキストサイズ

【暗殺教室】たかが私、されど私。

第4章 3年E組、殺せんせー級


渚side

今日は転入生が来るらしい。

…とは言っても、元は本校舎の生徒らしいから、

もしかしたら会ったことがあるかもしれない。


「みなさん、聞いているかもしれませんが、

本日からこのE組に、新しい仲間が増えます。」


殺せんせーが、軽く転入生について説明をした。

皆が、どんな子なんだろうとざわざわし始めた。


「では、南風野さん、どうぞ。」


せんせーがそういうと、教室のドアが静かに開いて、

一人の女の子が入ってきた。


「自己紹介をおねがいします。」

「は、はい…。

今日からE組になりました、元C組の南風野穂乃花です…。」


南風野さん。

初めて見る子だ。

南風野さんは、とても落ち着いた雰囲気だから、

きっと、目立つのが得意じゃないのかも知れない。

自己紹介をしながら笑顔を見せていたけど、

誰とも目を合わせていなかった。


「ということで、みなさん、

仲良くしてくださいね。

えっと席は…じゃあ、カルマ君の隣にしましょう。」


南風野さんは、はい、と小さく返事をして

静かに席についた。







多分これは、クラスの全員が思ったこと。

南風野さんは、心の闇を抱えている。
/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp