第3章 百日紅の幻想
恥ずかしさに耐えながら、たくしあげたスカートに顔を埋める。
その途端下着越しに入り口が押し開けられた。
「ひうぅっ!?」
いきなりの快感に全身が引きつる。
変な声が漏れる。
そんな私を無視して入り口をぐりぐりと責め立てているのは、兵長の足の指だった。
「ぅンっ…ふ…っあぅ」
くちゃくちゃと濡れた音が響く。
頭が真っ白になって下される快感に支配される。
「足だけでイキそうだな。淫乱メイド」
冷たい声が追い討ちを掛けてくる。
下着が全く意味が無い。
靴下までも濡れてしまった。
「あンっ!!ぅあぁ…っ!」
目の前がチカチカしてきた。
立っていることが辛い。
流石にもう理解している。
(ダ、ダメ…っ!!もうイク!イっちゃ…!)
身体がガクガクと痙攣し始めた途端、脚の間から兵長の足が抜けた。
まだ、イけて無い。
イク直前に止められて、切なくて堪らない。
「なん…で…?」
自分でも解るくらいに情けない声が出る。