第4章 「勉強の時間」
雨涙葉Side
渚「さよなら殺せんせー」
殺「明日は殺せるといいですねぇ…」
『あ、せんせーさよならー』
殺「はい、さようなら。」
ふぅー…さてと。
そろそろ帰ろーかな…
あ、そーいえば!殺せんせーに聞きたいとこがあったんだっ
た!私が特に苦手な数学のとこ。
『せんせー!』
追いかけよーっと。
ガラガラ
殺せんせーがドアを開けた音がした。
んん…嫌な予感しかしない…どーしよー
でも…夕輝たちも待ってるから急がなきゃ!
カルマくんにバカにされるし…!よし!
『せんせー?あの…』
ん?なんか…話し声が聞こえる…?のぞいてみよ…
うわぁ…理事長!?なんでここに!?
しかも殺せんせーなんか媚び売ってるし…
渚「あ、桜井さん。夕輝君たち待ってるよ…って、何してる
の!?」
『!?あぁ渚くん…しぃー。なんか…』
殺「それはそうと、私の給料もうちょいプラスになりません
かねぇー…。私分身が少々たしなんでおりまして、理事長のお
力…」
渚「!?殺せんせー!?」
『うん…しかも』
理「こちらこそすみません。いずれ挨拶に伺おうと思ってい
たのですが…。あなたの説明は、防衛省やこの烏間さんから聞
いていますよ。
…まあ私には、すべて理解できるほどの学は無いのですが。」
『理事長もいるんだよ…。』
殺せんせーと理事長が向き合った。
理「…なんとも悲しいお方ですね…。世界を救う救世主となる
つもりが、世界を滅ぼす巨悪となり果ててしまうとは…」
『!?』
渚「…救う?…滅ぼす?」
『えぇ…?うぇ??』
何のことだろう…。
理「…いや。ここでそれをどうこういうつもりはありませ
ん。私ごときがどうあがこうが地球の危機は救えません
し、余程のことがないかぎり、私は暗殺にはノータッチで
す。」
コツコツコツ…
わ、近づいてきた!あわわわ…どーしよー!?
あ、止まった…。
理「十分な口止め料もいただいてますし」
烏間「…助かってます。」
ビ「随分と割り切っておられるのね。嫌いじゃないわ、そう
いう男性。」
ビッチ先生!?なんで好みの話してるの…?やっぱ変な人なの
かなぁ…