第4章 「勉強の時間」
渚Side
キーンコーンカーンコーン
授業が始まった。
殺「さて皆さん。始めましょうか。」
皆「いや何を…」
殺「学校の中間テストが迫ってきました。
そうそう。そんなわけでこの時間は高速強化テスト勉強を行
います。」
皆「!?」
『うぇ!?』
殺「先生が一人ずつマンツーマンで
それぞれの苦手科目を徹底して復習します。」
寺坂「…下らね。ご丁寧に教科別にハチマキとか。」
ババーン
寺坂「つーか何で俺だけナルトなんだよぉ!?」
…殺せんせーはどんどんはやくなっていると思う。
国語6人、数学8人、社会3人、理科5人、英語5人、
…ナルト1人。
クラス全員分の分身なんて、ちょっと前まで4、5人位が
限界だったのに。
ぐにゃ
渚「わぁ!?」
び、びっくりした…
殺「急に暗殺しないで下さいカルマくん!
それ避けると残像が全部乱れるんです!」
さすがカルマくん…
渚「…意外と繊細なんだこの分身…。
でも先生、こんなに分身して体力持つの?」
殺「御心配なく。一体外で休憩させてますから」
渚「それむしろ疲れない!?」
…この加速度的なパワーアップは、一年後に地球を滅ぼす準
備…なのかな…。
なんにしても、殺し屋には厄介なターゲットで、
殺「と、ここまで分かりましたか渚くん?」
渚「はい。」
…テストを控えた生徒には、心強い先生だ。